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同人誌の基礎基礎の基礎・本のサイズ

同人用語の基礎知識……の初心者版みたいな、そういうお話です。

弊社サイトの入稿データについてやご注文の流れを読んでわからない用語があったら困るので解説しておこうというおせっかいコンテンツ

 

同人活動をしている人の90%は知ってることしか書いてません

 

・判型(はんけい、はんがた)

B5とかA5とかいう本のサイズの規格の事です。

週刊少年ジャンプやりぼん本誌のサイズがB5、コロコロコミックなどのサイズがA5です。

新書サイズはA判でもB判でもないちょっと特殊なサイズですが、ジャンプコミックスなどの一番よくある漫画単行本のサイズなので、なじみのある方が多いのではないかと思います。

文庫サイズはA6判です。

 

同人誌の世界ではB5が漫画本のサイズとして主流、A5は小説本としてよく使われていますが、漫画本をA5で出す人もいます。

旬で動きの大きなジャンルでは漫画でA5は少なめな気がしますが、ちょっとローカルなジャンルに行くと漫画、小説を問わず主流の判型はA5判になったりします。

B5の半分のB6(青年コミックに多いサイズ)、A5の半分のA6(文庫サイズ)、横幅は文庫と同じで縦が少し長めの新書サイズです。

同人誌ではもっぱら小説用に使われています。B6やA6の漫画同人誌というのはわりと珍しい部類に入るのではないかと思います。

 

本の仕上がりサイズ

B5判 182mm×257mm

B6判 128mm×182mm

A4判 210mm×297mm

A5判 148mm×210mm

A6(文庫)判 105mm×148mm

新書版 105mm×173mm(一例)

 

数字が一つ大きくなると横の長さが縦の長さになって、縦の長さの半分(小数点以下切捨て)が縦の長さになっています。

 

元々は日本の紙のサイズの規格の名称で、A判、B判というサイズの紙があるのです。

切っていない最大サイズの紙の事を全紙と呼ぶそうで、A全版(A0)を半分に切るとA1、さらにそれを半分に切るとA2……という具合に半分になるごとに数字が大きくなっていきます。

JIS規格でサイズが決まっているので、このサイズを呼称している場合は全国的にサイズはミリ単位で統一されています。

 

本のサイズとしてはこれ以外にも四六判とかAB判とかあるんですが、おおむねこんな感じです。

四六判というのも紙のサイズの名称です。四六判と呼ばれる本は127mm×188mmと130mm×188mmの2種類あるらしく、新書より大きくてA5より小さく、文芸書のハードカバーでよく見かける大きさです。

AB判というのはA5判の長辺とB5判の長辺を組み合わせた210mm×257mm で、ワイド判とも呼ばれます。高さはB5と同じで幅がもう少しある雑誌、見かけたことあるのではないでしょうか。

 

A6判は弊社では文庫サイズと呼んでいますが、いわゆるJIS規格のA6サイズで作っています。

市販の文庫本は版元によってサイズの少し違うものもあって、文庫なのに市販の文庫用ブックカバーが入らないちょっと数mm大きいやつとかがあったりします。

「A6判」はJIS規格でサイズが全国共通ですが、「文庫サイズ」はそういう規格ではないので製作者が好きなサイズで作って「これがうちの文庫サイズだ」と言ってもいいというわけなのです。

A何々B何々でない判型はきっちり決まった数字があるわけではないので、版元によってビミョーなサイズ違いがあります。

 

新書版は横幅は文庫サイズと同じで縦が少し長めの規格です。

弊社の基本サイズは横105mm×縦173mmになります

新書は105mm×175mmだったり、106mm×176mmだったり、数ミリの誤差があるものも出回っているので、ミリ単位で既刊と揃えたいなどの場合は備考欄に寸法の記載をお願いします。

その場合、カスタムオーダーからご注文だとセット割引が利かなくなるので、ほぼ新書やほぼ文庫のサイズの場合はセットからのご注文で文庫や新書をご選択の上、「縦を176mmで」とか「幅を103mmで」などと備考欄にお書き添えください。

新書・文庫サイズの微調整には特に追加費用などはいただいておりませんが、数mmの調整とは言えないような大幅なサイズ違いはお受けできませんのでご了承ください。