ぶあつい薄い本を作るときのポイント【大量ページの同人誌制作】
るるるではぶあつい薄い本の印刷が可能です。
最大804ページの本の印刷ができます。
大長編を書き上げた方は、ぜひるるるで印刷してみてくださいね。
当記事では、ぶあつい薄い本を制作するときのポイントを紹介していきます。
せっかくの大長編を満足のいく仕上がりに作れるように、チェックしてみてください。
ノドを広めにとる
分厚い本ほど、ノドが見づらくなります。
そのため、ノドの余白は広めにとるようにしましょう。
ノドとは、本のとじしろのことです。
最適なノドの広さはページ数によって変わるので、近いページ数の本を使って測ってみるとよいでしょう。
ノドについて詳しくはこちら→【Wordで小説同人誌を作ろう】余白の設定はどうする?
本文用紙の種類も大切
本文の用紙を何にするかによって、本の厚みがかなり変わってきます。
ちなみに、804ページの本を、表紙にアートポスト180Kを使った場合……
本文を上質紙90Kにすると、背幅が52.4mm。
琥珀72.5Kにすると、背幅が40.4mm
になります。
本文用紙の種類の違いだけで、厚さに1cmもの差が出てきます。
読みやすい本を作りたい場合は、薄い紙を使用するのがおすすめ。
分厚い本は長時間読んでいると手が疲れてきてしまうので、薄い紙を使用して少しでも厚み、重みを減らしてあげるとよいでしょう。
あえて厚い紙を使って、インパクトのある分厚い本を作りたい!というのも、もちろんアリです!
作りたい本に合わせて、本文用紙を選んでみてくださいね。
カバー付きがおすすめ
本を読む側の心境としては、分厚い本はカバーがついていたほうがありがたいかもしれません。
というのも、分厚い本は読むときに自然と手に力がこもるので、カバーなしの本の場合、本を壊してしまうのではないか……と不安になることがあるからです。
カバーが付いていると安心して読めるので、本の中身に集中できるようになります。
予算に余裕がある方は、カバー付きで作ってみてはいかがでしょうか。
表紙デザインに注意
背幅が分厚ければ分厚いほど、表紙の背幅の部分にズレが生じた場合に目立つようになります。
表紙デザインをおこなうときは、しっかりと背幅計算をしてからおこないましょう。
るるるでは背幅計算ツールを用意しているので、活用してみてくださいね!
ズレが不安な場合は、ズレが気にならないデザインにしてみるのもよいかもしれません。
たとえば、表1から表4までが一枚の絵になっている表紙や、表1&表4と背幅の背景色が同一の表紙などにすると、ズレがわかりにくくなります。
ぶあつい薄い本をつくるときには、いくつかのポイントを意識すると、より読みやすく綺麗な本に仕上がります。
ここで紹介したポイントを参考にして、満足のいくぶあつい薄い本を作ってみてくださいね。