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【小説同人誌を作ろう】同人誌のサイズを決める

同人誌を作ろうと決めたら、まずは同人誌のサイズを決めることから始まります。

当記事では小説同人誌におすすめのサイズとその特徴をご紹介します。

小説同人誌のおすすめのサイズ

同人誌のサイズにきまりはありませんが、小説同人誌においては次の3つのサイズが主流となっているようです。

  • A5
  • 文庫(A6)
  • 新書

A5(210mm、横148mm)

A5サイズは漫画同人誌でもよく使用されるサイズです。

A4を半分に折ったときのサイズとなっています。

 

このサイズのメリットは、1ページあたりの文字数が多いことです。

1ページあたり1500字程度の文字数となります。

ページ数を抑えることができるので、印刷費が安くなるのです。

 

また、印刷所によってはA4A5サイズの締切は遅く設定されていたりするので、締切まで少しだけ余裕が持てるというのもメリットです。

デメリットをあげるとすると、読む場所を選ぶという点でしょうか。

A5サイズは横になりながら読むのが少々辛いサイズかもしれません。

A5サイズで小説同人誌を作る場合は、二段組がおすすめです。

二段組の例

二段組み

A5サイズで一段組にしてしまうと、目を大きく動かしながら読むことになるので、読んでいて疲れてしまうことがあります。

文庫/A6(148mm、横105mm)

A6サイズは小説ではおなじみのサイズです。

A6サイズのメリットは、なにより見た目が書店で売っている本のようになることです。

作者も読者も、手に取ったときの興奮が大きいのではないでしょうか。

 

また、コンパクトなサイズなので、読みやすいです。

横になってリラックスした姿勢で読むこともできます(横になって読書をしすぎると目が悪くなるので注意しましょう)

 

デメリットは、1ページあたりの文字数が少なくなることです。

A6サイズの場合、1ページあたり700字前後の文字数となります。

そのためページ数がかさみ、印刷費が高くなりがちです。

A6サイズの場合は、一段組で作成するとよいでしょう。

新書版

新書サイズもはやりのサイズのひとつです。

文庫を少し縦長にしたような形になります。

新書サイズを作るときの注意点として、印刷所によって新書サイズの定義が異なることがあげられます。

 

同人誌印刷るるるでは【縦173㎜、横105㎜】となっていますが、印刷所によって微妙にサイズが異なってきます。

そのため、増刷分を違う印刷所で刷るといった場合、原稿のサイズを直す必要がでてくることがあるのです。

また、本文とカバーの印刷所を別にする場合、サイズをきちんと確認しないと本文とカバーのサイズが合わないということも……。

新書サイズを作る際には、サイズをきちんと確認するようにしましょう。

 

メリットデメリットは文庫サイズとほぼ同じです。

ただ、新書サイズの場合は二段組にすることができるので、1ページあたりの文字数が少し多くなります。

二段組にすると、1ページあたり1000字前後の文字数となります。

「ページ数を減らして印刷費を抑えたいけど、コンパクトな本を作りたい!」というときは、新書サイズにしてもよいでしょう。

また、新書サイズは文庫サイズよりも少々サイズが大きくなるので、表紙イラストに迫力を持たせることができます。

そのため、並べたときのインパクトが強くなります。

 


同人誌はサイズによってさまざまなメリットデメリットがあります。

迷ったときは一度自宅のプリンターで印刷して確認してみるというのも方法のひとつです。

自分にぴったりのサイズを選び、自分好みの同人誌を作ってみてください。