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【小説ノウハウ】文章を上達させるコツってあるの?

小説を書いている人が必ずと言ってもいいほどぶつかる壁、「文章が上達しない」!
今回は文章を上達させるコツについて見ていきたいと思います。
文章が上達しなくて悩んでいる方は参考にしてみてください。

そもそも文章が上手って何?

まず、何事も上達するには目標を定めることが必要です。
文章を上達させたいのであれば、そもそも「文章が上手」とは何なのかを自分なりに設定しておくとよいです。

 

というのも、文章ほど評価に主観が入り込むものはないからです。
たとえば、村上春樹の文章は、「最高!」と感じる人もいれば、「くせが強い」と感じる人もいますよね。
ただ闇雲に「文章が上手になりたい」と思っても、自分がすべきことをわからなくなってしまいます。

自分がどんな文章を書きたいのかを、明確にしておくとよいです。

 

誰に評価されたいのか、どんな文体になりたいのか、そういった目標を決めておきましょう。

文章を上達させるための方法

それでは、文章を上達させるための方法をみていきましょう。

文章を読む

よい文章を書くには、やはりよい文章を知ることが必要です。
ただ、たくさん本を読めばいいというわけではなく、考えながら文章を読むことが必要だと私は思っています。

 

好きな文章を読みながら、自分の文章との違いをちまちまと探していくのです。
たとえば、「一文の長さ」、「どこを説明してどこを省くのか」、「地の文とセリフのバランス」などなど、チェックするポイントは数えきれないほどあります。

 

また、たくさん文章を読めば、自分の知らない表現を吸収することができます。
比喩表現などを使いすぎてもかえって読みづらい文章になってしまいますが、いざという場面はかっこいい表現をしてみたいですよね。
そんなときに必要になってくる言葉の引き出しを、そのときのためにためておくとよいでしょう。

 

自分の文章を客観的に見る

自分の文章を客観的に読む習慣を付けることも、文章の上達には必要です。

といっても客観的に読むってどういうこと? となると思います。
ずばり、自分の文章を紙に印刷して読んでみてください。

 

【小説同人誌】誤字脱字をなくしたい!入稿前の校正、3つのコツでも少し触れましたが、紙に印刷された文章はパソコンやスマホの画面を通してみた文章と異なって見えてきます。
紙に印刷した自分の文章を読むことで、自分の文章の欠点や良いところがわかってくるでしょう。

 

これは私の話となってしまいますが、私には文章が一気に上達した期間があります(当社比)。
私は小説を書き始めてそこそこ長いのですが、同人誌を出し始めた頃から一気に文章が変わりました。
紙に印刷された私の文章は、私が思っていたよりもずっとずっと下手くそで、かなり必死に矯正したんですよね。

自分の小説を客観的に見る機会は、文章を上達させるには大切です。
同人誌、作ってみませんか?

 

他の人に文章を読んでもらう

他の人に文章を読んでもらうことで、自分でも気づけない文章の欠点に気付けます。

とはいっても、小説の読者さんは基本的に甘々判定です(ありがたい話です)。
ここはプロに見てもらうことをおすすめします。
ココナラスキマなど、気軽に校正を依頼できるサービスがあるので、文章をきっちりと評価してもらってみてはいかがでしょうか。

 

私も、自分は文章が上手いとうぬぼれていたときがありました。
読者さんの評価は甘々なのだとも知らずに……。
仕事で文章を書くようになってから、校正者さんや編集者さんに文章を見てもらう機会が増えたのですが……文章が真っ赤になって返ってきて、「ぐえ~」となる毎日を送っております。

ですので、まずは他人に文章を見てもらってみてはいかがでしょうか!

 

とにかく書く

とにかく書きましょう!
たくさん書いて文章の練習をしましょう!


文章を上達させるのは時間がかかります。
しかし、目標を決めてコツコツと練習していけば、少しずつ上達していきます。

ここで紹介したコツを参考に、気長に練習してみてはいかがでしょうか。