描く以外のとこからちょっとクリスタ使ってみた
描く以外のとこからちょっとクリップスタジオへアプローチ。
(ページ物の漫画を描く前提のEXの機能説明カテゴリーになりますが)
描くのがめんどくさいならアウトライン取ればいいじゃないか。
植物園の温室で写真撮ってきた。
クリスタでアウトライン抽出
ちょっとトーン置いてみた(濃淡二種類)
これが今日のお題です。
今回自前で撮影してきたものを素材として使ってます。
なぜか?それは
今日びネット上からそれなりのサイズの
画像データがダウンロードできてしまう環境。
そこから落としてきて加工して使う。
これ結構怖いことなのでやめましょう。
著作物として紹介されてる写真はプロが撮影したものは当然として
アマチュアの撮影した作品も著作物への侵害として訴えられれば
無断で使った人には法的な解釈が適用されることになります。
そんなおっかなくてしょっぱい話は脇に置いといて。
本題に戻します。
クリップスタジオで写真素材を使った背景素材を自身の
撮った写真をもとに作っちゃえというのが今回の目的。
最近のスマートフォンの性能は4~5年前のデジタル一眼
(それも準フラッグシップ機の性能)を軽く超えてたりとか
していて基本を把握すれば「使える」ツールに早変わり。
■線画の素材なら曇りの日の撮影がおすすめ。
これにつきます。
晴れた日に出来る濃くてはっきりした影はアウトライン取るときに
スミベタとして置き換えられてしまい
本来の建物などの構造物などでは立体感を損なう要因になることがおおいです。
演出の意図がありそういった「画」が欲しければそうとは言えないですが。
■クリップスタジオの線の抽出は何度でも再調整ができます。
元になる画像の情報はラスタライズやレイヤーと統合等しない限り
保持されます。
素材の選択をミスすると「描いたほうが速かった」とか
その写真をテンプレートにしてトレースしたほうが速かった。
の、逆に効率下げる原因になったりとか。
(高機能な道具にありがちなトラップ)
クリスタで行う線の抽出はカラーで撮影されている画像と違い
それをもとに基本「白か黒か」
に置き換える加工なので強くはっきり出た影は
邪魔になるノイズになることが多く思ってた「画」にならない
ことが多いです。
曇りの日であればその影が柔らかく回り込んで線の抽出の際
対象物の欲しいラインがとりやすくなるので曇った日は素材の
撮影に好条件になります。
■結構人が邪魔。
背景素材として結構困るのが街中の風景に人が写ること。
コミックタッチだと自分の描くキャラクターと
背景のモブが全くタッチがあわない。
結果使えない。
じゃあ人物だけ消して…
はい、描いたほうが速い事案になります。
クリスタは描くツールなので実はフォトショップでできるような
フォトレタッチが苦手。
過去実際にやってみて効果的だったのが
朝、早起きして人がいない街並みを撮りまくる。
でした。
これに曇りの条件がそろうと使える素材が大量に手に入ります。
副次的な効果として自分が欲しい背景を探してどう見せたいかの
作りたい画面を見つける、画面の構成を考えながら撮影するので
画面を構成する目も養われるというのもあります。
難しく感じるかもしれませんがスマートフォンのカメラ機能で
曇ってたから撮影してみたとかライトな気持ちで撮り続けるだけで
使える素材が手に入るかも。です。
一度お試しあれ。