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オンデマンドとPPコートの話

オンデマンド印刷はインクではなくてトナーを使っています。
このトナーには油分が含まれているので、オフセット印刷に比べて印刷面がテカッて見えたりします。
その油分のせいでPPコートが貼りつきにくいのです。
セロテープの背面がつやっとしてるのでテープの糊面がはがれてロール状に仕立てられる……ような感じです。
ちなみにこれはPPの糊に限らず製本の糊もくっつきにくいので小口のタチキリ部分にベタがあるときは面付け時に少し削ることがあります。そうしないと本がバラバラに分解してしまう危険があります。

 

薄い色ならちゃんとつくのですが、濃い色のベタが紙のフチや背表紙の折る部分にある表紙だと、貼ったPPが剥がれてきてしまうことがままあります。
とくに、四隅、背の折れる部分の上下角に濃いベタがあるとそこが浮きやすく、ちょっとでも浮いてしまうと剥がれてくることがあるようです。
PPをかけたいときには全ベタや四隅にベタの乗らないようなデザインを心がけていただくと、PP剥がれのトラブルが起きにくくなります。

 

 

こういうデザインだと必ず剥がれるとか剥がれない、というわけではないのですが、可能性は高くなります。

これはもうオンデマンド印刷の宿命のようなものなので、なるべく剥がれないように頑張ってコートをかけますが、ユーザー様の方でも剥がれやすいデザインを回避して原稿を準備してくださるとより安全だと思います。

せっかくの新刊のPPが剥がれて頒布できないとか、回収になってしまうと残念ですからね!

 

クリアPPとマットPPではマットPPの方がより剥がれやすいので、マットPPご利用の際はデザインにご注意ください。