グレースケールとモノクロ2階調の違いとは?変換方法も紹介
同人誌を作る際に、「グレースケール」と「モノクロ2階調」という言葉を見たことはありませんか?
違いがよくわからず、困ってしまうという方もいると思います。
当記事では、グレースケールとモノクロ2階調について解説していきます。
カラー画像をそれぞれの形式に変換する方法も紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
グレースケールとモノクロ二階調
グレースケールとモノクロ二階調の解説をしていきます。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
グレースケールとは
グレースケールとは、画像を黒から白の明暗で表したものです。
254階調あるグレーと白と黒を使って画像を表現します。
グラデーションがなめらかに表現できるのが特徴です。
写真などを使用した印刷はグレースケールがおすすめです。
グレースケールのデータを入稿するときには350~600dpiの解像度で入稿しましょう。
モノクロ二階調とは?
モノクロ二階調とは、画像を白と黒のみを使って表現したものです。
グラデーションはトーンなどを使用して表現します。
シャープな雰囲気に仕上がるのが特徴です。
漫画や文章の多い印刷物などはモノクロ二階調のデータで作られる傾向にあります。
モノクロ二階調はアンチエイリアスがかからないので、高解像度で入稿しないと綺麗に印刷できません。
モノクロ二階調のデータを入稿するときには600~1200dpiの解像度で入稿しましょう。
グレースケールやモノクロ二階調に変換するには?
カラー画像をグレースケールやモノクロ二階調に変換したいという場合もあると思います。
その場合の変換方法を紹介していきます。
Photoshopの場合
メニューの「イメージ」→「モード」→「グレースケール」とクリックしていくと、画像をグレースケールに変換できます。
モノクロ二階調にする場合は、グレースケールに変換したあとに「イメージ」→「モード」→「モノクロ2階調」を選択してください。
クリップスタジオの場合
メニューの「ファイル」→「画像を統合して書き出し」→(任意の形式を選択)→「保存」とクリックしていくと、書き出し設定という画面が表示されます。
そこの「カラー」メニューの「表現色」をクリックすると、「グレースケール」や「モノクロ二階調」を選択できるので、変換したいほうを選択してください。
その後、「OK」をクリックします。
制作する本に合わせて、グレースケールとモノクロ二階調を使い分けるとよいです。
データを作成する際は、解像度にも注意してください。