【文庫サイズ】小説同人誌の1ページあたりの文字数はどのくらい？画像付きで紹介

小説同人誌はレイアウトも大切です。
読みやすい同人誌を作るためには、レイアウトにもこだわってみましょう。

文庫本（A6）の場合、1ページあたりどのくらいの文字数にすると読みやすいのでしょうか。
当記事では、文庫サイズの1ページあたりの文字数と、文字数ごとの設定・できあがり見本をまとめていきます。
レイアウト決めの参考にしてみてください。

A5サイズについて知りたい方はA5サイズ同人小説の１ページあたりの文字数は？おすすめレイアウトを画像付きで紹介へ！

1ページあたりの文字数とレイアウト

それではさっそく、いくつかのパターンを紹介していきます。
フォントは筑紫明朝です。「pt」はフォントサイズです。

37字×17行　9.0pt　約630字

丁度よい雰囲気のレイアウト。
余白もほどよく、見やすいと思います。

37字×13行　9.0pt　約480字

あっさりめのレイアウト。
フォントを工夫すると、雰囲気がでるかと思います。
ページ数がかさみやすいので、文章量が多い場合は注意しましょう。

41字×15行　8.0pt　615字

こちらも見やすいレイアウトです。
私も使ったことがありますが、とても見やすいと思います。
書店で売っている文庫本よりは、気持ちスッキリとしている印象です。

43字×18行　8.0pt　約770字

かなりびっちりと詰まったレイアウト。
文章量多くなりすぎてページ数がかさんでやばい……というときに使ってみてはいかがでしょうか。

私も使ったことがありますが、結構びっちりとした印象です。
堅めの物語には合うかも……？といった雰囲気。
このレイアウトを使うときには、ページの左右の余白（特にノド側）を十分にとらないと読みづらくなるので注意してください。

レイアウトするときにチェックしたい3つのポイント

いくつかのレイアウトを紹介してきましたが、レイアウトの設定をするときにチェックしたいポイントをあげていきます。

これらのポイントをふまえてレイアウトを作ってみたら、一度プリンターで1ページだけ印刷してもよいかもしれません。
画面上ではわからなかった欠点が見えてきます。

左右の余白は十分にとる

ページの左右にあたる「のど」と「小口」の余白は十分にとりましょう。
小口部分は手で持つ場所なので、端までびっしり文字が詰まっていると読みづらくなります。

また、ページがかさむほど、のどの余白は多めにとりましょう。
文字が内側に入っていき、見づらくなってしまいます。

余白についてのコラムは　→　【Wordで小説同人誌を作ろう】余白の設定はどうする？

フォントサイズは8～9ptがおすすめ！

フォントサイズは読みやすさに直結します。
小さすぎると見づらいですし、大きすぎるとスカスカな印象を与えます。
サイズは8～9ptくらいがおすすめです。

1行あたりの文字数は40字前後で

文庫本サイズの場合、一行あたりの文字数を40字前後にすると丁度よくなります。
こちらも詰めすぎや少なすぎにすると、きれいなレイアウトができなくなるので注意しましょう。

読みやすい本を作るには、レイアウトにもこだわりましょう。
当記事ではいくつかのレイアウト例を紹介しましたが、色々とためしてお気に入りのレイアウトを見つけてみてください。