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背表紙の話3

背表紙の話の3回目です。

背表紙というか表紙全体の話ですが。

 

前々回(背表紙の話)と前回(背表紙の話2)は 表紙・背表紙・裏表紙を別々に作るときのお話をしました。

 

実際には表紙は横長で作って入稿する、という方も相当数いるので、一枚の原稿で表紙を入稿するときの話をします。

 

一枚で作る表紙の簡単なところは、継ぎ目を考えなくていいというところです。

見えるとおりに描けばオッケー!裏表だけ間違えないように気を付けてくださいね。

同人誌の多くは縦書きなので右綴じ、横書きになっているときは左綴じが基本です。

 

明言しないとわかりづらいかなぁポイントは「中心を軸に整形します」というところかなと思います。

ページ数の予測がつかない時やとりあえず先に表紙だけ作っておいたときなど、横幅にかなり余裕があることがるかと思いますが、そういうとこは背中心を基準に左右の大きいところを断ち落します。

コピー機などでは左上の角合わせとかになっているので、中心ではなく表紙側の端を基準に作って背表紙側を切れてもいい部分として原稿を作る方とかいらっしゃるかもしれないですが、弊社では真ん中合わせで左右を切り落とすので、表紙の切ってほしくない端の部分が切れてしまった!!という事故が起こるかもしれません。

こんな風に表紙の端合わせで作ってしまうと

こういう想定だと思うんですが

実際はこうなります……

 

表紙を作るときは必ず真ん中合わせで作ってください。サイズがあやふやだと、表紙の大事な部分が切れてしまうかもしれませんので、背幅をきっちり作らず少し余裕を持ったデザインにするときは、端っこに文字や重要な絵を入れないよう思外いたします。

 

表紙の幅の計算はそれほど複雑ではありません。

表紙の横幅+背表紙の幅+裏表紙の横幅が基本で、絵柄に塗り足しが必要なときは左右に+3mmずつになります。

 

もっとおおざっぱにいうと、

B5なら364mm+背幅(+6mm)

A5なら296mm+背幅(+6mm)

B6なら256mm+背幅(+6mm)

A6なら210mm+背幅(+6mm)

です。

背幅が何mmになるかは背幅計算機に紙の種類とページ数を入力していただくとはじき出されるようになっていて、マイページから該当のご注文内容を確認していただくと表示されるようになっています。

縦幅は背幅には左右されないので、B5は257mm、A5は210mm、B6は182mm、A6は148mmに、塗り足しが必要なときはそれぞれ+6mmしてください。

塗り足しと背幅の無い一つ大きい判型の横長のサイズで表紙を作ってしまうと、確実に端っこが足りなくなります。背幅と塗り足しは大事!

 

塗り足しの+3mmは、一枚で作った時には両端だけで大丈夫です。

背景も含めた絵柄が四方のどこの仕上がり線に振れていない時には塗り足しは不要です。

ベタ塗の色でも、細い線でも、小さな模様でも、裁ち切る部分に絵柄や色が載っているときには必ず塗り足しを付けてください。

塗り足しがないままの作業もできるような選択肢がありますが、その際は本の裁ち切り部分に白い線が出る場合があります。


こういう感じに、デザインとも言い張りづらい残念なことになるかもしれません。