同人誌の発行日はいつ？本の発行日と発売日が違うワケも解説

同人誌の奥付を作成するときに、ふと「発行日っていつだろう……？」と気になったことがありませんか？
本屋で売っている書籍を見ても、いまいち「発行日」が何なのかわかりませんよね。

当記事ではそんな本の「発行日」についてまとめてみました。
同人誌の発行日を書くときの参考にもしてみてください。

本の奥付に書いてある「発行日」とは？

本の最後の「奥付」には「発行日」が記されています。
しかし、発行日をよく見てみると「アレ？」となることはありませんか？
たとえば、2020年1月1日に購入した本なのに、発行日が2020年1月15日になっているなど。

その理由としては、「発行日」に明確なルールがないためです。
「発行日」が実際の発売日よりも未来の時期に設定されていることが多いのは、本を新鮮に見せるためという説や、製本のスケジュールにより発売日が遅れたときのための対策などの説があります。
それくらいに「発行日」はあいまいなものなのです。

ついでに、「発売日」についてもまとめていきます。
実は、本には「発売日」というものが決まっていません。

地域によって本の入荷状況が異なり、本が並ぶタイミングが異なるためです。
同じ雑誌でもA本屋では1月1日が発売日で、B本屋では1月3日が発売日になるということもあり、まちまちです。
ただ、漫画や小説など発売日を揃える「発売協定」が定まっているものは、すべての本屋で発売時期を揃え、フラゲができないようになっています。

同人誌の発行日はいつ？

では、同人誌の奥付に書く発行日はいつがよいのでしょうか。

同人誌の場合は、初めて頒布する日を記載するとよいでしょう。
つまり、その同人誌が初めて頒布されるイベントの日、もしくは通販開始日などです。

こちらも明確なルールはないので、絶対にこの日を書かなければいけないというものではありません。
ただ、発行日は記載しておきましょう。

万が一パクリ問題が発生したときの対処や同人誌の整理に役立ちます。
購入する側にとっても、発行日があれば「この同人誌は購入したっけ……？」と迷ったときの判断基準になります。

再版をしたときには、再版日を書いておいてもよいでしょう。

奥付の書き方については→【Wordで小説同人誌を作ろう】奥付をつくるコツ

本の発行日は実はあいまいなものです。
同人誌の場合も発行日に明確なルールはありません。

しかし、発行日を書いておけば、トラブルが起こった際の対処や同人誌の整理などに役立ちます。
発行日はきちんと記しておくとよいでしょう。