同人誌のノンブルの付け方は?ノンブルの基礎知識
同人誌を作るときに必要になる「ノンブル」。
同人誌を作った経験があまりない方は、さまざまな疑問を持っているのではないでしょうか。
当記事ではノンブルについて解説していきます。
同人誌を作る際に参考にしてみてくださいね。
ノンブルとは
ノンブルとは、ページ番号のことを指します。
ページの端に書いてある小さな数字のことです。
ノンブルにはいくつかの目的があります。
まず、落丁やデータの抜けがないかを確認するために必要です。
ページが10、11、12、15……となっていれば、13と14が抜けているとすぐにわかります。
このことから、ほとんどの印刷所ではノンブルが必須となっています。
また、データにミスがあった場合にもノンブルがあると便利です。
たとえば、印刷所から作者にミスの修正を依頼する際にノンブルがあれば、「○ページが~~となっていますが問題ありませんか?」と、どこにどんなミスがあるのかをわかりやすく伝えられます。
読者から見ても、ノンブルがあったほうが便利に感じることが多いでしょう。
Wordで原稿を作成する場合のノンブルのふりかたを、【Wordで小説同人誌を作ろう】ノンブルを挿入する方法で解説しています。
原稿作成の際に参考にしてみてください。
ノンブルはどこからカウントする?
ノンブルは表紙を開いてすぐの本文から付けることになりますが、その数字は「1」か「3」になることがほとんど。
それというのも、表紙には記載はされませんがページ番号が決まっているからです。
たとえば20ページの本であれば、表1(表紙)が1ページ目=図①、表2(表紙の裏)が2ページ目=図②となります。
本文は3から18ページとなり、表3(裏表紙の裏)が19ページ=図⑲、表4(裏表紙)が20ページ=図⑳です。
そのため、「3」からはじめるのがルール的には正しいノンブルの付け方になります。
ただ、「1」からはじめるパターンも少なくありません。
さらに、口絵や扉などがある場合、それらを除いて「7」から開始するパターンもあります。
ページ数の計算方法 (印刷所への注文)
同人誌を注文するときは、「ページ数」を記入する必要があります。
しかし、ノンブルの数字をそのまま記入すると、本来のページ数とズレてしまうことも。
印刷所にもよりますが、多くの場合は表紙分をプラスした総ページ数を記入しなければいけません。
表紙分をプラスした総ページ数を記入する場合、次のように考えましょう。
ノンブルを「1」から開始した場合
表紙分4ページ(表1~表4)をプラスしたページ数を記入しましょう。
たとえば、ノンブルが20で終了していた場合、20+4=総ページ数は24ページとなります。
ノンブルを「3」から開始した場合
裏表紙分2ページをプラスします。
たとえば、ノンブルが「18」で終了していた場合、18+2=総ページ数は20ページです。
ノンブルは印刷のミスを防止するために必要なものです。
正しく付けるようにしましょう。
ノンブルは「3」からはじめることが多いですが、本の仕様に合わせて変わることもあります。
自分の本に合わせたノンブルを付けてくださいね。