同人誌にカバーを付けるメリット・デメリット
最近の同人誌印刷所はカバーを付けて注文できます。
カバーを付けると、一風変わった本ができますよ。
当記事ではカバー付き同人誌の魅力をご紹介します。
メリット・デメリットを解説していくので、カバー付き同人誌の制作を検討している方は参考にしてみてください。
同人誌にカバーを付けるメリットとは?
まずは、同人誌にカバーを付けるメリットを解説していきます。
見た目に高級感がでる
カバーを付けることで、書店で売られている本のようになります。
通常の同人誌よりも見た目に高級感が出るので、作っている側も購入した側もテンションがあがるのではないでしょうか。
私もカバー付き同人誌を作っていますが、一回作るとやめられなくなります。
耐久性の向上が見込める
カバーを付けると、本の耐久性向上が期待できます。
特に本の端のほうは、カバーなしだと痛みやすい部分。
カバーを付けることで、痛みにくくなりますよ。
また、カバーにPP加工をすると、より耐久性が上がります。
見た目もよくなるので、カバーを作るならPP加工をするのがおすすめです。
同人誌にカバーを付けるデメリットとは?
では、同人誌にカバーを付けるデメリットはあるのでしょうか。
デメリットを解説していきましょう。
印刷費が上がる
カバーを作れば、その分印刷費は上がってしまいます。
印刷所によってはカバー込みのプランなどもあるので、そういったプランを活用して印刷するのがおすすめです。
さらに、早割や印刷費が安い印刷所を使って印刷費を下げると負担が軽減できます。
慣れないと作るのが難しい
カバーは本にぴったりサイズのものを作ってこそ、見た目がかっこよくなります。
正しいサイズで制作すればズレることはありませんが……例外パターンがあります。
「小説を制作するときに、カバーを絵師さんに制作してもらう」というパターンです。
カバーを外注する場合、締切よりもずっと前に依頼することになります。
サイズの指定も必要ですが……その際に「背幅」サイズの指定が必要です。
「しかし話が完成もしていないのに背幅(ページ数)なんてわからん」という人も少なくないのではないでしょうか。
「なんとなくで背幅を指定したら、サイズがズレてしまった」……という失敗は防ぎたいですよね。
そんなときは、デザインを工夫しましょう。
背幅のサイズに自信がない場合は右のデザインがおすすめです。
右は表1、表4(裏表紙)、背表紙がひとつの絵になっているデザイン。
これであれば、多少背幅のサイズが前後しても見た目に影響がでにくいです。
左のデザインは背幅のサイズが確定している場合に使うのがおすすめです。
こちらのデザイン、見た目がカチッとしてかっこいいのもありますが、自分でカバー巻きをするときにかなりやりやすいというメリットもあります。
背表紙から折り目をつけてカバー巻きすると綺麗にできますよ。
(右のデザインは目印が一切ないので、カバー巻き難易度が高めです……)
【小説や文庫本のカバー巻き】自分でカバーをかんたんにキレイに巻く方法
同人誌にカバーを付けると、見た目がかっこよくなるほか、本の耐久性が上がります。
ぜひカバー付き同人誌を作ってみてはいかがでしょうか。